荒尾・大牟田炭鉱の旅2
- tsuneyoshishirai
- 2017年12月24日
- 読了時間: 2分
更新日:2018年1月6日

大牟田市石炭産業科学館を出たら昼くらいなのかと思います。お昼は近くの旧三井港倶楽部でとりましょう!

この旧三井港倶楽部は三井港の開港と合わせて1908(明治41)年に開館しました。優美な洋風建築は三井財閥の社交場として、外国高級船員の宿泊や接待、皇族の人たちを招きもてなしてきました。それゆえ、あらゆる所に贅を尽くしています。そして、孫文も辛亥革命後、国賓として来たときに、宮崎民蔵家に行く前、昼食に立ち寄っています。

残念ながら孫文をもてなしたメニューは残ってないので食べることは出来ませんが。
ここでは色々なメニューがありますが、初めての人は是非、 大牟田のソウルフードと言われる洋風カツ丼を食べてみてください。 このメニュー、炭鉱時代に大牟田のシンボルだった松屋デパートで提供されたものの復刻です。当時はお給料が出ると松屋

デパートにおしゃれして行って家族でこの洋風カツ丼を食べるのが炭鉱で働く人達の楽しみだったとか。 クッキングパパにも紹介されています。
美味しいがどうかは別として、当時を思いうかべるには最高のイッピンであることは間違いないです。

2階にも部屋があり、許可を貰えば(名前と住所の記帳)見学可能ですので、お越しの際は忘れずに見学してください!
昭和天皇が訪れた時の写真とか、伊藤博文の書などとともに、伊万里焼、小代焼といった陶磁器なども飾ってあります。総じて、三井が炭鉱で潤っていた頃に収集した品が沢山飾ってあります。

何よりも、明治期の洋風建築とその装飾が見事で、実は、この建物は解体の一歩手前までいっていたと聞いています。そして、市民有志が立ち上がり、市に働きかけて市が買い取ったそうです。

壊すのは簡単ですが、無くなったら戻すのは不可能、残されてよかったと思います。あとはどのように維持していくかですよね。もっと色々とイベントとかやればいいのに....と思いつつ。
経営母体も今年変わったので、どのように活用していくのか楽しみです。

【旧三井港倶楽部】 住所:福岡県 大牟田市西港町2-6 電話番号:0944-51-3710 開館時間:10:00 ~ 17:00 レストラン営業:Lunch 11:30-14:00 Cafe 14:00-17:00 Dinner 17:30-21:00(要予約・前日AM12:00) 定休日:火曜日、特定日(不定) HP:http://mitsui-minatoclub.jp/ Facebook:https://www.facebook.com/mithui.minatoclub1908/ 見学無料(要許可)
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