島原に行ったら!
- tsuneyoshishirai
- 2018年1月4日
- 読了時間: 3分

「かんざらし」って知ってますか?
長崎県島原市の伝統的なスイーツで、 白玉粉で作った小さな団子を「島原の湧水」で冷やし、蜂蜜、砂糖等で作った特製の蜜をかけたものです。

この「かんざらし」、島原に行くと色々な所で食べることが出来るのですが、元祖と言われるのが「銀水」というお店です。
「浜の川湧水」の近くにあり、大正4年に入江ギンさんが始めたというお店です。その後、 昭和30年に田中ハツヨシさんがお店を引き継ぎ、平成9年頃まで、たくさんの人が「銀水」のかんざらしを食べにお店に通いました。

芸能人のファンも多く、島原に来たら「銀水」に立ち寄る人も多かったそうです。もちろん、その”味”に惹かれたのもあると思いますが、”人柄”、”お店の雰囲気”にも惹かれたのだと思います。目の前に「浜の川湧水」が湧き出て、お店の中にも引かれています。そして、お店の水はこの湧き水でまかなわれています。

その「銀水」ですが、お店がなくなってから久しく経っていたのですが、数々の人の尽力により平成28年8月に復活しました。修復に尽力したのは、地元商工会議所とお聞きしました。そして、現在、島原市の地域おこし協力隊がその味を引き継いで運営しています。
レシピが残っておらず、その味の再現はよそ者には大変だったそうです。当時を知っている人ですら、みんな意見が違ったり....
完成したと言うと、こんな味ではないという人が出てきたり....
実際にもとの味にどれくらい近づけたのかはわかりませんが、美味しいです!それは間違いないです。
こうして、(多分)当時よりちょっとだけモダンになった銀水が約20年の時を超えて復活したわけです。

駐車場は第一駐車場と第二駐車場とありますが、ともにお店からちょっとだけ離れています。お店は狭い路地にありますので、車では直接行けないのでご注意ください。Google マップあたりをたよりに直接行こうと思ったら大変なことになります。

店内には、「かんざらし」をモチーフにしたゆるきゃら「かんザラシ(かんざらしとアザラシをかけていると思います)」もいます。島原市の地域おこし協力隊のメンバーが発案です。市の公式キャラの「しまばらん」より可愛いです。
島原に行ったら是非「銀水」にお立ち寄りいただければと思います。懐かしい味の「かんざらし」を食べることができます!
ちなみに、窓から見えているお豆腐屋さんですが、 「浜の川湧水」 を使ってお豆腐を造っているお店ですが、週末だけ、注文した量だけ作っているお豆腐屋さんなのだそうです。お店の人の高齢化と後継者がいないため、こんな営業形態になっているそうです。こちらも合わせていかがでしょうか?

【場所】長崎県島原市白土桃山二丁目1093
【問い合わせ先】銀水(☎ 0957-63-4610)
【営業時間】10時00分~17時00分
【定休日】毎週火曜日
【駐車場】有
住んでいる荒尾を中心に、出かけた所を書いています。僕自身がよそからの移住者なので、地元の人が”当たり前”という所も出していけるのかな?と思っておりますので、お暇なときにのぞいていただければと思います。
「島原のかんざらし」とてもとても感慨深く読ませていただきました。丁寧な作り込みに溢れる愛情を感じます。これからはブログの方もたびたび拝見させていただきますね (^_^)