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ARAO LIFE

荒尾での生活の日々を綴ります。

八代妙見祭

  • 執筆者の写真: tsuneyoshishirai
    tsuneyoshishirai
  • 2018年1月6日
  • 読了時間: 3分

更新日:2019年1月5日


とある人から、九州のお祭りって極彩色のお祭りが多いですよね?って言われたのですが、八代妙見祭を見て、確かに....とちょっと思いました。今までそれ程意識したことはなかったのですが。

この熊本県八代市で毎年11月22日~23日におこなわれる八代妙見祭なのですが、九州3大祭りの1つらしいです。、その他の2つはどの祭りか?と聞かれるとちょっと困りますが、残り2つは長崎諏訪神社おくんちと福岡筥崎宮放生会なのだそうです。

調べてみました。



ウィキペディアで調べると福島の相馬妙見、大阪の能勢妙見と並んで、日本3大妙見祭の1つとのことで、「妙見」とはインドで発祥した妙見菩薩の信仰に、古代中国の北極星信仰が習合したものなのだそうです。



2016年に「山・鉾・屋台行事:日本のフロート車祭り」の1つとして、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。九州だとその他に、福岡県「博多祇園山笠行事」、「戸畑祇園大山笠行事」、佐賀県「唐津くんちの曳山行事」、大分県「日田祇園の曳山行事」が同時に登録されています。

よって唐津くんちのように、激込みのお祭りを想像したのですが、人出は想像程ではありませんでした。ちなみに唐津くんちは3日間で延べ50万人くらいだったですが、八代妙見祭は5分の一も人はいない感じがします。念のため電車で行こう!と電車で行きましたが、車でも臨時駐車場があり、問題なさそうです。ちなみに、熊本から電車で40分くらいです。

祭りは22日の日に御旅所である塩屋八幡宮まで「お下り」され、ここで一泊されます。そして翌日23日に、八代神社まで「お上り」の神幸で、神輿、神主、社僧、鉄砲、神馬や、八代独自の山車である笠鉾、長崎くんち風の獅子、妙見伝説にちなんだ亀蛇(玄武)など、江戸時代後期よりほぼ変わらないさまざまな風流物が行列をともにします。

人吉を支配していた相良氏の時代に書かれた「八代日記」に1515年との記載があるそうで、500年以上の歴史と伝統があります。一度絶えてしまった神幸行列もあるようですが、また徐々に復活しているようです。

こういう、熱意には頭が下がります。



神幸は全部で40あるのです!

獅子(しし)、花奴(はなやっこ)、木馬(きんま)、鉄砲(てっぽう)、毛槍(けやり)、白和幣(しらにぎて)、籠(かご)笠鉾菊慈童(かさほこ きくじどう)、神馬(しんめ)、神馬奉行(しんめぶぎょう)、甲冑武者(かっちゅうむしゃ)、大麻(おおぬさ)、大太鼓(おおだいこ)、神官(しんかん)、

阿須波神(あすはのかみ)、火王水王風王(ひのおうみずのおうかぜのおう)、奏楽大太鼓(そうがくおおだいこ)、奏楽(そうがく)、四神旗(ししんき)、紙幣(しへい)、弓矢(ゆみや)、対の槍(ついのやり)、御太刀(おんたち)、神輿(みこし)、長 刀(なぎなた)、紫翳(むらさきさしは)、菅翳(すげさしは)、菅翳(すげさしは)、立傘(たてがさ)、


斎主(さいしゅ)、笠鉾本蝶蕪(かさぼこ ほんちょうかぶ)、笠鉾 蘇鉄(かさぼこ そてつ)、笠鉾 西王母(かさぼこ せいおうぼ)、笠鉾 猩 々(かさぼこ しょうじょう)、笠鉾 蜜 柑(かさぼこ みかん)、笠鉾 恵比須(かさぼこ えびす)、笠鉾 松(かさぼこ まつ)、笠鉾 迦陵頻伽(かさぼこ かりょうびんが)、流鏑馬(やぶさめ)、亀 蛇(きだ)飾馬(花馬)(かざりうま(はなうま))です。

この祭りの一番のクライマックスといえば、 砥崎河原(とさきのかわら) での演舞です。その中でも飾馬奉納が最も人気があり、多くのカメラマンがそれを撮りに来ていました。




ちなみに、上が飾馬奉納、右は神馬奉納です。奉納順が違うだけで、僕には区別はつかないです。でも、神馬は行列に居たような気がします。






飾馬の奉納はカメラマンのためにあるようなもので、朝から河原は場所取りが激しいです。早い人はずっと何日も前から風呂敷を広げてとっていたようでした。

そんなカメラマンが多いお祭りでした。それでも唐津くんちなどと比べるとまだまだ人が少ないお祭りなので、是非お越しいただければと思っています。

この差は人出の差はやっぱり自治体のアピール力の違いなのかな?って思ったりします。佐賀県はバルーンフェスタと言い、人を集めるのが上手です。それに比べると熊本は....


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