唐津くんち(宵山)
- tsuneyoshishirai
- 2017年12月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2017年12月14日

11月2日(木)から唐津くんちが始まりました。1日目の宵山に行って来ました。
「くんち」とは「供日」と書き、収穫祭の意があるそうで、唐津神社の秋季大祭です。

有明沿岸道路が大川東まで延びたこともあり、荒尾から唐津まで約2時間ちょっと程で行けます。当日は混むと思ったので、車は松浦河畔公園駐車場(無料)へ止め、そこから無料シャトルバスで唐津駅の南まで行きました。
これだけ離れていると駐車場はかなり空きがあります。しかし、シャトルバスの最終は22時なので、気をつける必要があります。

1日目は提灯ヤマとも呼ばれ、1年ぶりに曳山(ヤマ)が曳山展示場から出され、町中を廻ります。
唐津では唐津くんちに合わせて、どこからか人が沸いて出てくると聞いていたのですが、人出はそこそこ。思った程ではありませんでした。それでも多いですけど。

曳山(やま)は全部で14あり、 1番曳山:赤獅子 2番曳山:青獅子 3番曳山:亀と浦島太郎 4番曳山:源義経の兜 5番曳山:鯛 6番曳山:鳳凰丸

7番曳山:飛龍 8番曳山:金獅子 9番曳山:武田信玄の兜 10番曳山:上杉謙信の兜 11番曳山:酒呑童子と源頼光の兜 12番曳山:珠取獅子 13番曳山:鯱 14番曳山:七宝丸

なのだそうです。
夜に提灯に照らされた曳山はなんとも言えないかっこ良さがあります。

唐津神社は天平勝宝7年(755年)に建立されたそうです。御神祭は一之宮「住吉三神」二ノ宮「神田宗次公」「水波能女神」をお祀りしています。神社創建の日、旧暦9月29日を祝う祭りとして唐津神社の御神祭が御神輿で御旅所にお渡りになる神幸祭りが始まったのが寛文年間(1661~1673年)の頃と言われているそうです。これが唐津くんちの原型なのだそうです。

当時も何か御神輿に御供する出し物があったと想像されるそうですが、宝暦13年(1763年)に各総町が傘鉾等を出したと記録されていることから、その前から傘鉾は登場するそうです。これを担ぎ山と呼ぶそうです。次に走り山が登場し、車がついた台車の上に各町趣向を凝らした作りものを乗せて引きまわしていたそうようです。

文化14年(1817年)に小笠原家が棚倉から唐津に転封して2年後の文政2年(1819年)に、刀町に赤獅子ができ、各町の曳山は現在の曳山に作り替えられていったそうです。

2日目はお旅所神幸、3日目の町廻り(翌日祭)と続いていきます。


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